偽装婚約~秘密の契約~
『さすがです。ジュウゴ様、晴弥様』
瑞季さんは頭を下げている。
『やめてくださいよ~瑞季さん!』
ジュウゴは大口開けて笑いながら瑞季さんの背中を叩いている。
「あのさ、なんでジュウゴも晴弥もそんな発音キレイなワケ?」
『んなの決まってるだろ。
お前と作りが違うからだよ。
な?ジュウゴ?』
晴弥はそう言ってニヤニヤ笑っている。
ホント、この2人はムカつく!!
『お二人は短期留学でオーストラリアに行っていたことがあるのです』
そこへ、瑞季さんの天使のような声が聞こえてきた。
え…?
短期留学?
『ま、そういうことだ、沙羅。
せいぜい英会話、頑張れよ』
ジュウゴと晴弥は部屋を出て行った。
よし!決めた!
アイツらにもうバカにされないように絶対、発音マスターしてやるんだから!!