トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
外はだいぶ気温も下がっていて。
心地いい夜風が吹いていた―…。
「あ〜、風が気持ちいね」
「ほんとだな。
あっ!美衣見てっ!」
そう言って、優は空を指差した。
あたしは視線を夜空に向けると…
「あっ!お星さまっ!」
真っ暗な夜空には
無数の星たちが、ダイヤモンドのように、キラリと光り輝いていた。
「美衣は昔っから、星がすきだもんな」
と、優は優しく微笑んでいる。
「うん!
…優、覚えてくれてたんだね」
そんな些細なことでも
あたしにとっては嬉しかった―…。
「当たり前だろ?
昔はよくふたりで星見に行ったりしたもんな」
「…うん」
星がすきなあたしのために
星が綺麗に見えるところに連れて行ってくれたり。
誕生日には、星型のネックレスをプレゼントしてくれたことがあったよね。
今でも大切に
ジュエリーボックスの中に閉まってあるんだよ…。
あの頃、優と付けていた
ペアリングと一緒に――…。
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