遠くから来た男の子
 さて、しばらくして、ジャンとお父さんが小型船で到着しました。

ジャンのお父さんは男の子に「一度、きみとゆっくり話をしたかった。町の大人たちのしたことは、本当にすまない。私ももう少し勇気があったら、叔父さんを守れたかもと後悔している。叔父さんは私に釣りを教えてくれたんだよ。それか
ら、リペスキンド星や、かわいいきみのことも、よく話してくれた。あとから、

その…、叔父さんやきみが地球人じゃないってことは、子供の僕にしてくれた作り話だと思っていたが、まさか本当だったとはね。いつまでも子供の姿の君を見

て、もしやとは思っていたが」ジャンのお父さんは、力強く男の子を抱きしめ、そして、Pの破へんを少年の手に、しっかりとにぎらせました。
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