遠くから来た男の子
それを見つめていた男の子は
「運転は叔父がしていたから、確かな記憶じゃないけど、PとCはつながっていた気がする。うん、そうだ。Cは上を向いた形で設置されていて、ブレーキの働きをするはずだよ」と、記憶をたどるように言うと

「そうか!僕、墓地に行って、叔父の墓を掘らないとならない」と、ひらめいたように言いました。

「それはどうしてなの?」と、リズが聞くと、

「ペンダントだよ。叔父が肌身離さず、身に付けていた、ペンダントも破へんだったんだ。どうして、気がつかなかったんだろう」と、男の子が答えました。
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