短い夏休み
急に自分に話題が移った樹は恥ずかしそうに鼻の頭を少しかいた
「え…」
ソワソワする樹を楽しそうに見つめる将太
「言っちゃえよー」
将太が樹を肘で小突いた
「いやー」
次は頭をかいた
「どんなんがタイプだ?やっぱり優しくてかわいい子?」
将太が樹と肩を組んで逃げられないようにする
樹はいつもこういう話題になると用事ができていなくなってしまうのだ
「…」
逃げられないと悟ったらしく樹は下を向いて黙り少し静かな時間が流れた
「なー!なんでいっつも言ってくれないんだよー」
将太がとうとうしびれを切らした
「…だって恥ずかしいじゃん」
やっとしゃべった樹がちらりと私を見る
目が合った
「あー。奈緒がいると話しづらいって?じゃぁ、ほら奈緒、もうお前一人で先帰れ」
それに気づき私を邪険にする将太
「えー!!!私だって聞きたい!私、将太より口堅いよ」
樹に必死にアピールした
「はぁ?俺は口が柔らかいってか!」
言い寄ってくる将太
私も言い返す
「将太はアホだから内緒っていうのも忘れて、話しちゃうんでしょ!しかも口が柔らかいって何それ!バカ丸だし!!!」
「え…」
ソワソワする樹を楽しそうに見つめる将太
「言っちゃえよー」
将太が樹を肘で小突いた
「いやー」
次は頭をかいた
「どんなんがタイプだ?やっぱり優しくてかわいい子?」
将太が樹と肩を組んで逃げられないようにする
樹はいつもこういう話題になると用事ができていなくなってしまうのだ
「…」
逃げられないと悟ったらしく樹は下を向いて黙り少し静かな時間が流れた
「なー!なんでいっつも言ってくれないんだよー」
将太がとうとうしびれを切らした
「…だって恥ずかしいじゃん」
やっとしゃべった樹がちらりと私を見る
目が合った
「あー。奈緒がいると話しづらいって?じゃぁ、ほら奈緒、もうお前一人で先帰れ」
それに気づき私を邪険にする将太
「えー!!!私だって聞きたい!私、将太より口堅いよ」
樹に必死にアピールした
「はぁ?俺は口が柔らかいってか!」
言い寄ってくる将太
私も言い返す
「将太はアホだから内緒っていうのも忘れて、話しちゃうんでしょ!しかも口が柔らかいって何それ!バカ丸だし!!!」