恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
「もう。愛は一色先輩、でしょ?」
今日のやる気ない&ひねくれ性格を見て、山田くんは愛には合ってないと思ったから、私は敢えて話題を一色先輩に持って行った。
「うん!まあね♪川崎さんも知ってるよね?いつも私、莉央に大声で話してるし。」
ふう…。
なんとか話題の方向転換に成功したかな。。。
「うん。爽やかで優しい先輩だよね。」
川崎さんも、一色先輩に対してはいい印象を抱いてるみたい。
一色先輩を悪く言う人、聞いたことないもんね。
「あ~~、早くテスト終わらないかな?先輩に会いたいよぉ。。。」
すっかり愛は乙女の顔になっていた。
温かい日差しをくぐり抜けて、少し涼しい風が私達に柔らかく当たる。
私達女子3人は、愛の一色先輩一筋の話を聞きながら、ファミレスを去った。
本当に幸せそうな片思いをしてるんだな…って、側にいて感じるくらい、愛は嬉しそうに話していた。