君への願い事
天使の降臨
題:大切なキミへの願い事
作:すめらき奈央
よく晴れたある日、
とある建物の上空に不思議な青白い光りの玉が二つ浮いていた。
その光りはしばらくその建物の上空にとどまっていたが近くにある小高い山に向
かって急速に飛んでいった。
その光りの足元にあった建物は都立南青山高校という学校がある。
ここはその校内の1-Aクラスで今は授業中のようだ。
比較的生徒は真面目に皆黒板やノートに向かって真剣に授業を受けているように
見える。
(今日も瞬くんかっこいいなぁ…)
そんな中、席の中央部に座るセミロングの少女は自分から見て左斜め前の方に座
っている少年をチラチラと見ていた。少女の名前は石井芽依。芽依が一生懸命チ
ラチラと見ている少年、山田瞬のことが好きなのだが、
特に仲が良いわけでもなく、告白する勇気もなく毎日ただ見ているだけの日々な
のだ。
そんな彼女の机には、
授業中の数学Ⅰの教科書とノート、筆記用具があり、ノートには先生が言ったポ
イントや答えを出すための公式などが
細かくキレイな字で書かれていた。
数学の先生はひととおりこの時間で教えることを終わらせたためか、
昨日あったプライベートで起きた出来事を話始めた。
作:すめらき奈央
よく晴れたある日、
とある建物の上空に不思議な青白い光りの玉が二つ浮いていた。
その光りはしばらくその建物の上空にとどまっていたが近くにある小高い山に向
かって急速に飛んでいった。
その光りの足元にあった建物は都立南青山高校という学校がある。
ここはその校内の1-Aクラスで今は授業中のようだ。
比較的生徒は真面目に皆黒板やノートに向かって真剣に授業を受けているように
見える。
(今日も瞬くんかっこいいなぁ…)
そんな中、席の中央部に座るセミロングの少女は自分から見て左斜め前の方に座
っている少年をチラチラと見ていた。少女の名前は石井芽依。芽依が一生懸命チ
ラチラと見ている少年、山田瞬のことが好きなのだが、
特に仲が良いわけでもなく、告白する勇気もなく毎日ただ見ているだけの日々な
のだ。
そんな彼女の机には、
授業中の数学Ⅰの教科書とノート、筆記用具があり、ノートには先生が言ったポ
イントや答えを出すための公式などが
細かくキレイな字で書かれていた。
数学の先生はひととおりこの時間で教えることを終わらせたためか、
昨日あったプライベートで起きた出来事を話始めた。