君への願い事
「でも知らんかったわ。メイちゃんが山田のこと好きなんて。」
「てか、何よ!前に、もう恋はコリゴリや!とか言ってたじゃん!!」
「前はそやったけど。ウチにも色々あって考え方が変わったんよ!」
「そんな、同じ人が好きだったなんて…。」

いつもは楽しく二人で帰っている道のりが急に重苦しく感じる。

「なぁ聞いて。今まで同じ学校にこんなに永く通ったことないっての抜きにしてもウチ、
メイちゃんと逢えてめっちゃ良かったと思ってる。もしかしたら…、また引っ越しするかもしれんけど
そうなってもずっとメイちゃんとは仲良くしたいと思ってる。でもな、山田の件に関しては…。
メイちゃんには悪いけどウチが誘ったてのもあるし、日曜日のは行って来るわ。」
「しかたないよ。お互い知らなかったんだし!それに私リエみたいに積極的になれないから…。」
「メイちゃん…。」
「リエ、ゴメン。駅前の本屋寄って帰るから。じゃあ、今日はここで。」
「うん。気ぃ付けて。」

< 23 / 34 >

この作品をシェア

pagetop