王様監禁ゲーム。
今、何時だろうか。
遮光カーテンのせいで、日光を浴びていないし、夜空も見ていない。
それ以前に、目隠しされているせいで、わからないのだが。
これは、病気になるな……
なんてことを考えていると、喜一君が立ち上がり
「ねぇ、ゲームしようか」
そう言った。
ゲーム……………??
口には発っしず、ボーっとしてると、視界が明るくなった。
「王様ゲーム、しようか」
喜一君の笑顔とは反対に、顔が歪むあたし。
王様……ゲーム………?
合コンやパーティーなどでよくやる、命令ゲームのようなものだ。
それを、今ここで??
「……さま…ゲー……ム??」
声がかすれて言葉がハッキリと出ない。
「そう!王様ゲーム!!」
喜一君の楽しそうな顔が、あたしをさらに“不安”と“恐怖”へと陥れた。