ハピネス 〜女になった私〜
『未希ただいま。今、帰ってきた。』
「ホントに遅かったんだね?お疲れ様!!」
いつもと変わらないノブくんの声。
ホントなら今頃一緒にいるはずなのに・・・
1時間程、何気ない会話を続けると、ノブくんの方から言ったんだ。
『未希、明日も朝からバイトやろ?そろそろ切ろか?』
それはノブくんの優しさ。
分かっているのに寂しいよ・・・。
「今から会いに行ってもいい?」
時間は12時を過ぎていた。
『未希どうしたん?何かあったんか?』
理由なんてないよ。ただ会いたいだけ。恋人なんだもん、当然でしょ?
そう素直に言えればいいのに、言えない私は今もまだ、ノブくんの彼女だっていう自信がなのかもしれない。
「ウソ。ちょっと言ってみただけ。疲れてるのにごめんね。」
臆病な私は、自分の気持ちを隠して逃げてしまうんだ。
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