ハピネス 〜女になった私〜



「到着〜!」



ノブくんは静かな場所で車を止めた。



こんな風に東京の街を上から見下ろすなんて・・・



「・・・キレイ」



「初デートのしめはやっぱり夜景やろ?」



ねぇどうして私にこんな事してくれるの?



さっきまではずっとノブくんのペースで会話が進んでいた。



でも、車のエンジンを切った後、ノブくんが急に黙り込んじゃったから、いきなり訪れた沈黙に、私はどうしようもなく不安になった。




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