純白小悪魔 [仮]













今までだって
歩いていたら
勧誘されるなんてこと
少なくなかった











この男も
きっとそうなんだ











そう思うことで
あたしは男のことを
忘れようとした











あたしはそのまま
気づかぬうちに
眠ってしまった











トントン












トントン











「ん..んぅ〜..」











肩を叩かれ
目を覚ますと目の前に
またもやあの男がいた











『おはよ』











「な..なんで
またあんたが?」











『だって君
ぐっすり寝てるから
心配になっちゃってさ』











ぐっすり寝てる?












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