ひまわりとタンポポ
俺はあの最強の強敵、つるつる滑る廊下も走って進んだ。途中、何回も転びそうになったけどここは俺もスポーツバカ。自慢の運動神経で何回も体制を整えて、今度は滑るのを逃れた。
…マジ俺天才。
廊下を乗り越えれば後はもう敵なんて何にもいねぇ。
俺はバカみてーに走ってひまわり畑に向かった。
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「お゙ぃ!!!」
「……。」
そいつ、偽優助は俺が話しかけてもシカトした。
…むかつくな
俺はひまわりを掻き分けてづかづかひまわり畑のど真ん中にいるそいつの本へ向かった。
「テメ〜、ふざけんじゃねー!」
俺が近付いているにも関わらずそいつはただボーッと空を見上げて両手を広げていた。
「…お前何考えてんの?」
「…怖くない」
「…は?」
消えそうな位小せえ声でそう一言呟いた。
「お前一体だれ?」
「…なぃ?」
「…は?」
「ゎ…なぃ?」
俺は声の小せえ目の前の奴にイライラしてそいつの腕をおもいっきり引っ張ってこっちを向かせた。