続きは、社長室で。


ホワイトムスクの香りとともに。


社長の吐息が、微かに漏れてきた。



それらが、寸前の行為を思い起こさせるから。



「・・・っ」

些細なコトでも、身体はピクンと反応する。



まるで、社長の所作に侵蝕されていくようだ。


ホント、甚だしい思い込みだよね?




・・・分かっているから。



社長の快楽を、満たすだけの役目。


ただの都合良い“コマ”なのだから。




これからも続く、儚い時間・・・



居た堪れないと思うのは、私だけで。



社長には何ひとつ、届きはしない・・・




こういうトキ、つくづく残酷だと思う。



断ち切ることすら、与えて貰えない。



契約と幼馴染みという、縛りなんて・・・








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