リストバンド
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「ん…」
ふ、と目がさめた。
瞼に伝わる光りが朝だということを教える。
まだ寝ていたい。
そう思いながらもゆっくりと体を動かす。
だって朝ごはん、あの人達に作ってあげなきゃ…。
もぞもぞと布団から起き上がり床に足を下ろす。
ベッドの下ではザキさんが気持ち良さそうに寝ていた。
はだけている布団をなおすと、自分の布団をなおすべく振り返る。
「…あれ?」
自分のベッドをみた瞬間、なにかに違和感を覚えた。
そりゃ人間、髪の毛は抜けますよ。
でもこれは…?
意味もわからず首を傾げる。
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