リストバンド
ぷんすか音をたて、鼻の下で結ばれたみつあみを解いてはさらに編みこまれたみつあみも解いていく。
あーあ、なんていかにも残念そうに眉を下げているザキさんの顔が横目で見えたって気にしない。
気にしない。
気にし…
「…そんな残念がらないでくれます?私が悪いみたいじゃないですか」
「だぁってぇ…」
「……はぁ。分かりました。また今度編んでみせてくださいね」
しかたないなぁ、なんて思いながらそう言ってみたら一気に瞳の奥を輝かせた。
あぁ、やっぱ言わなきゃよかった…。
「で、学祭がどうかしたんですか?」
「…あ!そうだった!」
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