真夏の深海魚
店を出ると、
僕たちは炎天下の中、早歩きで歩き出した。

そのうちに、額から汗が滲み出てきたが、はたしてそれが暑さからくるものなのか、自分でもよくわからなかった。
だんだん頭が重くなり、疲労感をおぼえた。今日はすでに炎天下の中を二、三時間は歩き回っていた。
気がついたら、
僕とユカはホテルの部屋の中にいた。
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