【子供に読み聞かせたくない童話】かなしいピエロ
ピエロくんのつなわたりデビューは、いっしゅうかんごにきまりました。
ふたりは、ますますとっくんにはげみました。
そして、デビューはいよいよあすにせまり、ショーおわりでメイクをおとすピエロくんに、しょうじょがはなしかけました。
「いよいよ、あしただね」
「うん」
「じしんはある?」
「…たぶん、だいじょうぶ」
「そう、いまの“かお”なら、きっとだいじょうぶね」
しょうじょは、ニッコリわらいました。
「じゃ、きょうははやくねて、あしたにそなえるのよ。いい?」
「うん、ありがとう」
ピエロくんも、ニッコリわらいました。
ふたりは、ますますとっくんにはげみました。
そして、デビューはいよいよあすにせまり、ショーおわりでメイクをおとすピエロくんに、しょうじょがはなしかけました。
「いよいよ、あしただね」
「うん」
「じしんはある?」
「…たぶん、だいじょうぶ」
「そう、いまの“かお”なら、きっとだいじょうぶね」
しょうじょは、ニッコリわらいました。
「じゃ、きょうははやくねて、あしたにそなえるのよ。いい?」
「うん、ありがとう」
ピエロくんも、ニッコリわらいました。