愛玩舞姫〜妖艶な微笑み〜


「そう。それじゃあ今日の稽古はこれで終わらしていいかしら?私は部屋に戻るから、お客様を私の部屋にお通ししてちょうだい」


「了解いたしました」


客人…どうせ私に高い地位をもらいに来たか、

寄付を頼みに来たとかそんななんでしょうね…。


まあ今日は疲れていたし、踊りのお稽古が早く終わってよかったわ。


そして私は部屋に戻り、化粧係に色々お直しをしてもらった。


それが終わり、少したってから


「姫様、入ってもよろしいでしょうか」


と、男性の低い声がした。


「いいわ、どうぞ入って?」
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