涙恋~RUIRENの魔法~
私は先生の髪の毛に
たんぽぽの綿毛を見つけた。

先生に近づいて
肩を押して目線を頭に近づけた。

「はい~!!たんぽぽじーさん見つけ~」

先生に手渡した。

「サンキュー。」

先生はきっとドキっとした~
そう勝手に思ってうれしくなった。


   香水の匂いわかったかな~


幼い恋のアピールは積極的だった。
私は、先生に全神経を集中させていた。


他のものは二の次だった。
先生の瞳に私だけが映るように
先生の気持ちが私だけに向くように


勉強も部活も
ただの恋の道具だった。


「すごいな~亜恋ちゃん~」
そう言って優先生は
難問を解いていく私の頭を撫ぜた。

「教えがいがあるよ。
こんなに俺の言ってることわかってくれるって
めちゃうれしい~」


「優先生は、算数の先生になったらいいよ。
先生に教えてもらったら
なんでもわかるもん。」

  その分学校でやってたりする


小学生の私は
先生に褒めてもらいたくて必死だった。


今の私は
先生に好きになってもらいたくて必死・・・・・



先生を絶対
離さない・・・・・・


恋の暴走は加速する。
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