涙恋～RUIRENの魔法～

恋の暴走

私は、先生に会うために学校に行った。
先生に注目してもらいたくて
勉強も部活も
全力投入した。

「おねえちゃん、いい匂いする。」
妹の加恋が私の匂いをクンクンかんだ。

「香水だよ。」

「ん～いい匂い～
加恋にも貸してほしいな～」

「デートの時貸してあげる～
まだ、必要ないだろーけど！！」

一つ下の加恋もけっこうおませだったりする。
私のマネをしたがるから
たまにうざったい時もあるけど
加恋も年頃なんだな～と笑ってしまう。


部活の時はわざとにサッカー部の近くを
通って、先生に近づく。


「優先生～」

「おう！！どうだ～記録いいんだって？
陸上の澤田先生が
期待の星って言ってたけど～」

「調子いいです。
本番前には仕上がると思います。」

「嶋村の走るフォームはきれいだな。」


　　　うれしい
　　　だって、先生に見てもらいたいんだもん