涙恋~RUIRENの魔法~
「え?そうなの?
かわいそうな先生・・・・・・」


「それなら
俺と仲良くしたほうがいいかもよ。
今なら亜恋ちゃんのいうこと聞くんだけどな~」


先生は直樹のせいで
頭がはげったって・・・・
担任下ろされるって・・・・・


直樹と言い争って
泣きそうな先生を思い出した。

「付き合うわけじゃなければ
いいよ、約束してね。」


「中村のこと好きなの?」

「好きって、ただお世話になった
先生だから、悲しい顔みたくないし。」

「俺は付き合ってほしいな。」

「恋人としては無理~
だって、あなたのこと知らない。」

「俺はしってるよ。
きれいなフォームで走る子。
ケガする前の大会で、亜恋ちゃんの
走るすがたを初めて見て
走るためにうまれてきた子だって。」


その大会で私は記録を出した


「これから、よろしくね。」

「約束まもってよ。」





「契約みたいだな」


「契約だよ。」





   先生に反抗しないなら
   先生のため・・・・・


男を甘く見てたら
痛い目に会うのが
まだわからなかった。


そのうち直樹は
「いうこときかなかたら中村どーなるか
しらねーよ。」


という言葉で私を縛りつけるようになった。
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