涙恋~RUIRENの魔法~
振り向いて
爆音をたててバイクがやってきた。
そのけたましい音に
登校中の生徒が振り向く。

「亜恋!!」

「その音、ひどくない?」

「いい音だろ?
友達に借りたんだ。」

すぐさま先生たちが走ってくるのが見えた。
もちろん優先生も・・・・・
私が学校まで
直樹に来てもらったのは
優先生に
直樹が学校前に来ていること
そしてその直樹と私が、一緒に
いなくなることを
知って欲しいからだったが
まさかこんな目立つもので来るなんて
予想外だった。


そしてこの目立つもののおかげで
予想外に大勢の先生が
駆け寄ってきた。


「亜恋、早くのれ」
ヘルメットを渡されて
私は慌ててかぶって
直樹のバイクの後ろにまたがった。


「嶋村~~~!!!
おまえ、なにをしてるんだ~」

生活担当の先生が大声で叫んだ。


その中に
あっけにとられた顔の優先生を見つけた。


たくさんの先生がわめいた。

「森谷!!おまえ停学になるぞ」

「嶋村~降りろ!!」


その言葉に反抗するように
直樹はいっそう大きくエンジンをふかした。

そばにいる生徒が耳をふさぐ。

私は先生の顔を急いでみた。


先生の表情は暗かった。
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