涙恋~RUIRENの魔法~
夕焼けに空が染まった。
赤く染まる横顔・・・・・

私は思わず
その場に座り込んでしまった。


そしてその胸に顔を埋めた。


「愛してる・・・・・・
もし・・・・
優の命が・・・・・
もう少しで閉じるんだとしても
一緒にいたいの・・・・・・。
優がいなくなったら
一杯泣くけど・・・・・
泣いてもいい・・・・・・・
こうしてまためぐり合えたのは・・・・・
きっと神様がね・・・・
優のそばにいなさいって言ってくれたんだと
私はそう思うの・・・・
いいよね?
いいって言って・・・・・
目がさめたら
私のこと拒否しないで・・・・
そばにいていいよって言って・・・・・」


涙が溢れた。


その時だった。

私の背中を優しく抱きしめた。

驚いて顔をあげたら
優が優しく微笑んでいた。
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