涙恋~RUIRENの魔法~
あたたかい食卓
自転車がとまったところは、大きな一軒家だった。

「おいで。」
愛斗は、どんどん前に進んでいった。


「ちょっと待って!!
ここは?」


「俺んち~どうぞ。」


「こんな遅くに迷惑だよ。
いいよ。」
慌てて遠慮したけど、愛斗は玄関のカギを開けた。


「ただいま~」


向こう側から走ってくる足音は
かなり大きかった。


私は、ひやひやした。




「おかえり~~」


この間の試合で会った愛斗の父と母が
走ってきた。


「嶋村です。こんな非常識な時間に
すみません!!」

慌てて頭をさげた。


「い~のよ、愛斗から連絡もらって
先日は応援ありがとう。」
愛斗の母は優しく微笑んだ。


「ほれ、はいんなさい。」
愛斗の父親が言った。


「おじゃまします。」


愛斗が微笑んでいた。
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