涙恋~RUIRENの魔法~
「あなたたちは
ついてなかったのね…
運命のイタズラ…
だからこそ愛が燃え上がったのかしら… 」

「ありがとう…」

優の父親の言葉に
私は驚いた。

「え…?」


「優がね……」

両親が顔を見合わせ
微笑んだ。

「生んでくれてありがとう。
とうさん かあさんの子供で幸せだよ…って
そして亜恋の笑顔を焼き付けて
閉じる人生であることを
感謝したい…
そう話してくれたわ。」

「幸せにな…
優の分も一緒に…
早く新しい恋を見つけて…
俺たちに会いに来てくれよ。」


「結婚式には呼んでね〜
約束だから〜。
前を向いて歩き出して…
それは優の願いだから…
ありがとう亜恋ちゃん…」
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