涙恋～RUIRENの魔法～

ふれあう心

「正直言って
恨んだし 憎んだり
優が置かれた状況を
悔やむしかなかったわ…

自慢の子だった……
あの子のおかげで
いつも私はみんなに
うらやましがられてきたから…
でも試合中の大怪我でサッカー選手の夢を
絶たれた時…初めて…
私達は反抗期を経験したの…
途方にくれたけど
先生になる道を模索してくれる
キッカケが亜恋ちゃんだったんだね…」


「どうして それを？」

「優が苦しい痛みの中でも
あなたのことを質問するとね
気がまぎれるのね…
いろいろ教えてくれたわ〜」

優の母が言った。


「いつも私のこと
一番に考えてくれました…」

私は胸に抱いた優に
語りかけた。