涙恋~RUIRENの魔法~
「俺は、セクシーなのより
亜恋の方がいいよ。」

そう言って笑う。


「バカユウ~
嘘ばっか~」



そのあと
笑いながら優は何度も
キスしてくれた。


体が弱ってきてからは
私を抱くことがなくなったけど


優のキスだけで
満足だった。



「ユウくんのキスが昔から大好きだった。
ユウくんのキスはウマすぎ…」


「ごめんな~
ジジイな中村で……」




幸せな時を思い出していた。
まだやっぱり涙が出る・・・・・


  さびしいよ・・・ユウくん・・・



PCが立ちあがったとき
ひとつのフォルダーを見つけた。



Dear A






私の胸は高鳴る・・・・・・
震える手でマウスをクリックした。





 





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