涙恋~RUIRENの魔法~
顔を近づけて
額を凝視していたら
内出血の塊になっていた。


「たんこぶだよ・・・・・」


「イテッって・・・・触るなよ。」



至近距離で圭と目が合った。


空気が変わった気がした瞬間のことだった。



圭が私の頭を優しく
押さえた。


次の瞬間
圭の唇が触れた。





私は、唇を離して言った。


「相手間違うな、圭・・・・・」



「間違ってないから・・・・・
お前が間違ってるんだって・・・・
おまえだけは愛斗のものにしたくない。
あいつにも手に入らないものって
亜恋だけだから・・・・・」


圭は私を強く抱き締めた
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