涙恋~RUIRENの魔法~
抱いて・・・・
予想通り愛斗の周辺は
大変な騒ぎになった。


  高校2年生がイギリスの
  名門サッカークラブから
  オファーをうける



私には、そこのサッカーチームのことは
よくわからないけれど
ものすごい反響だった。


 いつ出発するのか


それがわからなくて
不安でいっぱいだった。


加恋は、食事もとれないほど
憔悴していた。



私は勇気を出して
愛斗の自宅に電話をした。


ドキドキドキドキ・・・・・・・・・・・・・・・



「もしもし・・・・」


「はい。」

おかあさんかおねえさんの声



「あの、前お邪魔したことのある
嶋村 亜恋 といいますが・・・・・」


「あら!!亜恋ちゃん!!
愛斗はね、ここにいないのよ。」


「あ、おねえさんですか?」


「そうです~
元気だった?愛斗に電話がすごくて~」


「もう・・・・?
いっちゃったんですか?」


愕然とした。


「違うの~ちょっと取材がうるさいから
いっちょまえにホテル住まい。」


「あ・・・・じゃあ、会えないんですか?」


「うん、言っちゃダメって・・・・・」


私は悲しくなって
受話器を持ったまま泣いてしまった。



「亜恋ちゃん・・・・」


「突然の報告で・・・・・
このまま話せなかったら
後悔しそうで・・・・」


「あいつ、亜恋ちゃんにも
話してないの?
バカか~~~ってね~~
じゃ、特別に・・・・・・・・・・・・・」


おねえさんに何度もお礼を言って
教えてもらったホテルに
全力疾走した。
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