涙恋~RUIRENの魔法~
カタチ
「え?」


私は驚いて後ろを振り返ると
そこには
スーツ姿の



愛斗が立っていた。



夢?

目をゴシゴシした。


「だめだったのか?」

愛斗が近づいてきた。
しばらく会わなかった愛斗は
とても大人になっていた。
少し伸びて明るく染めた髪の毛が
眩しい・・・・・・・


光の反射に目を押さえた。



「亜恋、気を落とすな。
また頑張ればいいさ。」


そう言って愛斗は私を抱き締めた。


「どーして?」


「ドイツは嘘、驚かせたくて
休暇になったから会いにきた。」


私は感激のあまり泣き声になった。


「会いたかった・・・・・
すごくすごく会いたかったよ・・・・・」
< 430 / 441 >

この作品をシェア

pagetop