涙恋~RUIRENの魔法~
つかれたとき
「一緒に帰ってくれる?」

私は、愛斗を誘った。


クラスメートは一緒に出ていく私たちを
からかったが
愛斗は動じずに

「じゃ~な~」と言った。


圭が、私を見て
頼む と手を合わせた。


「どうした?帰り誘うなんてびっくりしたよ。」

「うん。たまには誰かと
帰りたかった。」

「お安い御用だ。」
と、笑った。


「そういえば、練習休んでよかったの?」

「・・・うん・・・い~んだ。」


「どこ行こうか?」

「どこでもい~よ。」

「とりあえず歩こうか。」


今日は天気がいいとか
期末テストの予想とか
たわいもない話をしながら
初夏の緑の中を歩いた。


途中、中学校のグランドから声が聞こえた。


「サッカーしてるよ~
ちょっと行ってみようか~」

「え?」

躊躇している愛斗の手を掴んで
グランドに走った。



部活動の時間だった。


愛斗は結構真剣に見ていた。

「私さ、昔、陸上してたの。
長距離好きだったから~
いいね~スポーツは~」


「あのマラソン、すごかったよな、亜恋~
もう、何もしないのか?」


「今のとこね~」


キーパがセーブした。


愛斗の目が輝いて

「ナイスキー!!!」と言った。


「愛斗は、いつからやってるの?」

「俺は、小学校1年生だったな~」



話している合間に聞こえる
歓声が
愛斗の気を引く。


ゲームが始まった。

ゲームを見ながら、あそこはどうだ
ここはもっとあ~だと
愛斗は情熱的に語った。


「サッカー好きなんだね~」
私はおかしくてそう言った。


「好きだよ。
亜恋と同じくらいね~」


「じゃあ、ボール追いかけないと~
私もサッカーしてる愛斗
見てみたい~。」

「俺はサッカーも好きだけど
亜恋も好きだよ。」


「ありがとう。
私は、大丈夫。
いつもたすけてくれてありがとう。」
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