キスに恋して…1
「俺…楓の事マジだから…」

直哉は叩かれた手を擦りながらそう言った


マジとか言われても…


結局泣いていた私をなだめる為に、直哉は私を公園へ連れて行った


私は行きたくなかった


もし…良平がいたら


ベンチに座り、いつもの場所を見た


いない…


安心した


直哉といる所を見られたくなかったから


でも、いつ来るかわからない


早く公園から出たい






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