-恐怖夜話-
何?
外に何かあるわけ?
一抹の不安を覚えながら、真次くんが見ているモノを探そうと外に視線を巡らした。
すると真次くんは唐突に「あれ、あそこ見て」と、ある一点を指さした。
「え? 何、どこ?」
「ほら、あそこの電柱。街灯が付いているだろう?」
「え?」
私は訳も分からず、真次くんが指さす先に視線を送った。
でも、何も見えない。
暗闇の中。
ポツンと電柱に付けられた街灯の薄ぼんやりとした明かりが、アスファルトに、青白い丸い光を落としているだけだ。