【企】君の手をずっと。
「み...き、みつき...」
あたしの名前を呼ぶ声がする。
「ん…、久美?」
目を開けると、久美が心配そうな顔であたしを見つめていた。
「もー、心配させないでよね。いきなり倒れるからびっくりしちゃった。アホ美月」
そう言って笑う彼女。
「えっと、あたし」
どうしたんだっけ?
いつの間にか、保健室のベッドの上で寝ていた。
「貧血だってさ。もー、しっかりしなよ。ちゃんと食べてる?」
あ、あたし倒れたんだ。
そういえば朝から少し気分悪かったっけな。
「久美、ごめんね心配かけて」
ようやく状況を読み込めたあたしは謝る。
「全然!体調悪い時はちゃんと休まなきゃダメだよ」
「はーいっ」
「それとさ、美月」
久美が真剣な表情になる。