Spring*
HRまで終わると,
創馬が来るまで奈実が
一緒に待ってくれた。

「一緒に帰れないのに
ごめんね,奈実~」

「いいの!久々なんだから
楽しんできなよ!」

奈実が私の背中を
ばしばし叩いた。

「お待たせ~,花奈」

しばらくして,
創馬が迎えに来てくれた。
奈実はにかっと笑って,

「それじゃあ、
末永くお幸せに~!」

なんて言いながら
手を振って帰っていった。

「遅くなって悪いな、
HR長引いちゃってさ。
腹減ったし行くか!」

「うん!お腹すいた~。
ドリンクバー頼むよっ」

「はいはい~」

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