Spring*
ファミレスまでは歩いて15分。
道の途中で私は
「奇跡」の話を思い出した。
「そういえば!
奇跡ってなんだったの?」
「あ~,聞きたい?」
もったいぶる創馬。
「聞きたい聞きたい!」
にやっと笑った創馬は
ポケットから見覚えのない携帯を
取り出して,少しいじってから
私に画面を見せてきた。
「俺,携帯壊れたから
昨日変えたんだけど・・・
見ろよ,この番号!」
そこには,見慣れた
数字の列・・・
「あたしの・・・番号?」
「ん~,惜しいっ!
すげぇんだ,1桁違い!
他はピッタリ一緒!
奇跡だろ!運命!!」
電話番号って自分の
好きにできるものじゃ
ないんだろうし,
こんなことって・・・
「すごい・・・なんで!?
奇跡じゃん!運命!!」
創馬のきらきらした目に
吸い込まれるように,
私もテンションが上がって
今度は両手で
創馬とハイタッチした。
道の途中で私は
「奇跡」の話を思い出した。
「そういえば!
奇跡ってなんだったの?」
「あ~,聞きたい?」
もったいぶる創馬。
「聞きたい聞きたい!」
にやっと笑った創馬は
ポケットから見覚えのない携帯を
取り出して,少しいじってから
私に画面を見せてきた。
「俺,携帯壊れたから
昨日変えたんだけど・・・
見ろよ,この番号!」
そこには,見慣れた
数字の列・・・
「あたしの・・・番号?」
「ん~,惜しいっ!
すげぇんだ,1桁違い!
他はピッタリ一緒!
奇跡だろ!運命!!」
電話番号って自分の
好きにできるものじゃ
ないんだろうし,
こんなことって・・・
「すごい・・・なんで!?
奇跡じゃん!運命!!」
創馬のきらきらした目に
吸い込まれるように,
私もテンションが上がって
今度は両手で
創馬とハイタッチした。