恋の破片(カケラ)~ラブ&ピース~
結局その日も二人は閉店まで店で過ごし、閉まった後は真っ暗なビルの探検をしてはしゃいだ。

二人がビルから降りると、もう昼で街は活気づいていた。

「もう昼だよ?」

「帰らなくていいの?」

「うん。まだ少しいたい。」

そこへきちゃない野良犬が来た。

二人は時間を忘れ、雨の中構わずに、ワンピの裾が汚れるのも構わずに犬とはしゃいだ。

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