美女で野獣
「隼人、手」「うん」
同じおそろいの指輪をつけてもらった
「じゃあ、次は私のプレゼントだな?」
「き…紀奈からのプレゼント??!!」
「どんだけ動揺してるんだ」
へらっと紀奈は笑うとバックの中から細長い箱を取り出した
「特注なんだ。この世で2つしかないんだぞ
これはな、死んだおばあ様が昔私にくれたんだ
すごく綺麗で、大好きなんだ、これ
だから隼人にもつけて欲しかった」
紀奈は自分の首にかけられているネックレスをボクに見せ
細長い箱から同じものを取り出した
「やっぱりおそろいが良かったんだ」
にこっと笑う紀奈
ボクはただ呆然とキラキラ輝くネックレスを見つめる
だってなんだかダイヤらしきものが埋め込まれていたから
「これ、高いんじゃ」
「ううんッ!!ピ―――万くらいだよ」
↑初めて聞いた額
ふらっと視界が揺れた
何を言っているんだこのお嬢様は
「だから、バイトした」
「バイト?!」
紀奈とは無縁すぎる言葉だ
「コレでも結構探したんだぞ!ネックレスケース」
ボクの手の中にあるネックレスケースは
確かに万は軽くいきそうなほどキラキラと輝いている
探しててくれたから今日は遅刻してきたんだね
「さ、隼人つけさせて?ネックレス」
「うん」
紀奈の香水のにおいがボクの鼻をかすめ
サラサラの髪の毛がボクの頬にあたる
「んーッできた」
紀奈がボクから離れようとしたので
思わず紀奈の首に腕を回し引き寄せた
「な、に隼人」
紀奈はその場で不自然な格好で停止した
「はやっと、んッ―――」
ボクは紀奈の下唇を軽く吸う
紀奈との距離は何センチもない
紀奈がぎゅっとボクにしがみつく
紀奈のシャンプーの匂いが鼻孔を掠める
そのほっとできる匂いがたまらなく愛しい
「はッ…」
酸欠になりそうな紀奈はボクの唇からはなれ
深く深呼吸する
その姿が愛しすぎてボクはまたギュッと抱きしめる
「はやとッ」「うん?」
「どうしちゃったの今日は!!大胆すぎだよ」
「いいじゃん、クリスマスだし!」
たまにはボクだってSになりたいのさ★