幕末咲乱華
台所に着くと、おしのさんが駆け寄って来た。



おしの「お華ちゃ−ん!どうしたん?顔色悪いし、具合悪そうやで?
こっちの仕事私に任して、自分の部屋戻って寝てきぃ♪



華「いつもすみません…。じゃあ、お言葉に甘えて……」



気力の無い笑みを浮かべて部屋へ戻り、布団を敷いて寝た。





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〈カァー、カァー……〉


烏の鳴き声が聴こえ、目が覚めた。
起きて襖を開けると、真っ赤に染め上がった夕日が目に入った。



華「きれ−−−い…」





《夕日だった日の次の日は、天気が凄く良いんだよ……》



昔、爺ちゃんから聴いた言葉を思い出した。

凄く懐かしい気分に成りながら、暫く夕日を眺める事に浸っていた…。





?「ぅお−い!!華殿は、いるかァ−−?」



近藤の大きく低い声が聞こえ、


華「あっ!!はぁ−い、いますよ−−?」



声のする方へ駆けて行った。
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