恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
センパイ、いつからそこにいたんだろ?

いつから、あたしたちのこと見てたんだろ?

もしか、あたしが目を閉じて、ずっとキスを待ってるところから見られてたんだとしたら、あたしもうお嫁に行けないしっ……。

でも“いつから見てたのか?”ってことの他にも、ギモンはある。


「ねぇ、なんで……? なんでセンパイがココにいるんですか……? どうして、あたしがココにいるのが分かったんですか……?」


あたしにはそれが不思議で不思議でしかたなかった。

今日はこないだと違って待ち合わせなんかしてないし、この時間にあたしがココにいることを知ってるのは、マンゴーママくらいのもんだと思う。



「いや、別に……わんこちゃんがいるのを知っててココに来たわけじゃねぇよ。今日は朝から映画を見に来てて、帰りに噴水の前を通りかかったら、そこにたまたま、わんこちゃんがいた、ってことだよ」

「そっか……そーだったんですね……」


なんだ、タダの偶然か……。

いや、コレってもしかして……。

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