恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
一瞬、あたしのまわりが真空地帯になって、呼吸困難になりそうになった。
ミュウト……あたしのこと、好きになってくれないんだ……。
それって、愛したヒトに裏切られたトラウマのせい?
それとも恋のやり方を忘れたせい?
もしかして……あたしに魅力がないせい?
「ぶっちゃけ、オレさぁ、一子みてぇな貧乳少女より、もっとアダルトで巨乳系のオンナが趣味なんだよ。そこへいくと、にーちゃんも、モノ好きなオトコだな。ひょっとして貧乳フェチとか?」
「…!!」
そっか……やっぱり、あたしに魅力がないからなんだ……。
分かっていたこととはいえ、自分が魅力のないオンナだとあらためて言われたようで、けっこー凹んでしまったあたし。
だけど……、
だけど凹んでるあたしの耳に、そんなキモチを逆転させて“凸”の状態にしてくれる言葉を、その直後にセンパイが言ってくれた。