あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「ヨ、ヨシ君のお料理が食べたいっ!」


ヨシ君の言葉はまだ続きそうだったんだけど、あたしはそれをぶったぎるように割り込んで叫んだ。


「今日は家でみんな揃ってヨシ君のご飯が食べたいのっ!
大変なの解ってるけど………ちゃんとお手伝いするから………駄目?」


最後はちょっとだけ不安になりながらあたしは訊ねる。


だって。


ヨシ君が疲れてるのは判ってるのに、そんな事を頼んじゃう我儘な子って思われたくはないんだもん。


でも、そう思ったのは杞憂に過ぎなかったみたいで。


「え………?
それで、いいの?」


拍子抜けしたような表情を浮かべたヨシ君は、そう問い返してきた。
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