Heaven


これが…
爺ちゃんの最後の…
メッセージだった…。


その手紙を握りしめて、俺はその場に崩れ落ちる。
立つことが出来ない。
呼吸が上手く出来ない。

笑え…。
泣くな…。


この言葉が頭の中を廻る。
俺は髪の毛を掻きあげて、震える体を動かす。
そしてその手紙を退かすと、そこには沢山の写真と、一冊の詩集…
それと…外国から送られてきている手紙。


それらがデスクの中に入っていた。
沢山の写真は少しだけ茶色に変色をしている。

俺は一枚、一枚、それらを見ていった。
その写真に共通していることは、人物などいないということ。
真っ青な海の写真はカナダで撮ったものだろう。写真の裏に『カナダ』と書いてある。


写真たちは全て幻想的で、また爺ちゃんの写真に魅了されるのだ。


そして一冊の詩集。
題名は《涙溢れる詩集》

俺はその詩集を見ていく。
するとあるページの一角が折られていた。

そのページの詩を読んでみる。



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