秘密な時間



「思い出したか?」



そう言いながら中山さんは、私の髪の毛を触る




「いやって言ったのに~///」




「…そうか、深雪は俺とキスするのが嫌なんだな…」



中山さんは急に髪の毛を触るのをやめた




「そういう訳じゃないけど…」





「俺、傷ついた」




「え?」




「深雪のせいで傷ついたな~」




「え―!?嘘でしょ?」




「疑うのか?…あ―また傷ついた。もう深雪なんて知らない」




中山さんは拗ねた子供のような口調で言う




「え~、どうしよ。

どうしたら許してくれる?」




こう言うと中山さんは真剣な目で私を見て言う




「許してほしい?」







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