秘密な時間



明らかに嫌そうな顔をつくってみる


だけどどうしてもニヤケが入っちゃう




そんな私の心を知ってるのか中山さんはクスッと笑って私の肩を抱きよせる




もう抵抗をやめることにした私は、身体を中山さんの方に向ける




左手を中山さんの右肩に置く




「目つぶって?」




私の言葉に中山さんは一瞬びっくりしたみたいだった


だけどすぐに


「わかった…」


と呟いき、ゆっくり目をとじた




よく考えたら、中山さんの目をとじた顔を見るのは初めて




その顔があまりにもセクシ-でドキドキが増していく




ゆっくり中山さんに近づいて、キスをする






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