秘密な時間
いや―――
今絶対ひいたよね
ひいたから沈黙だよね
いや―――
中山さんに嫌われる
いや―――
「本当に?」
「え?」
「本当に紳士だって言ったのか?」
「うん、本当だよ」
「だよな?そのテンションだもんな?」
「うん…」
「嬉しい」
「え?嬉しいの?」
「あ―、だってお前のお母さんだぞ?
嬉しい」
中山さんは顔をクシャクシャにして喜んだ
なんだか予想外の反応
でも良かった
中山さんに嫌われてなかった♪