秘密な時間
祐介の手伝って欲しい事って言うのは
祐介の妹の誕生日プレゼントを選んで欲しいって事だった
祐介の妹はまだ小さくて
小学生なんだ
だから、私がそのくらいの歳のとき欲しかったものを選んでみた
だけどあの頃の私と今の小学生とが同じ価値観なのかは不明だ
でも、その日の夜に祐介からメールがきて
妹がかなり喜んでたって言ってたから
よかったけど
祐介には迷惑かけたと思った
プレゼントを選んでもらうために2時間も待って
その後も微妙なテンションの私と一緒にいて
あの涙の理由も聞かないでいてくれたんだから