蜜愛
背中合わせで横になったのなんて、ほんの数分。

伝わる熱に、わたしは体中が溶けて何かでてきてしまいそうだった。

くるっと彼の方を向いて。

そっと腰に腕を回すと。

彼の体は呼吸で大きく波打った。

『こっち、むいて…』

言いかけた時にはもう、彼は体をこちらに向き直して、わたしの唇を探した。

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