美男美女モノガタリ
「ふふっ………
可愛いね?美桜チャンって。」
えぇぇえぇぇ――――!?
貴方の方が可愛いですよ!?
「ふふっ。私は高校1年なの。美桜チャンは大翔と同い年だから…中1かな?」
『そうです!!』
高校1年……………
すごい大人っぽい…………
「大翔とはね……幼なじみっていう関係なの。」
幼なじみ、かぁ。
「3つも年離れてるから、まだまだ子供だったんだけどね?今は……格好よくなってる!」
『バカじゃねぇの………』
「嘘じゃないのよー?」
ヤバい…………
完全に大翔に恋しちゃってる目だよ…………
ハタから見れば付き合いたての初々しいカップルに見えるもん…………
ってか!!な、なんであたしがそんなこと気にしなきゃなんないの!?
まッ、まるで唯サンに嫉妬してるみたいじゃん!!
「……美桜チャン?」
『はッ、はい!!すいません……』
「なにか頼む?」
目の前にはウエイトレスサンがいた。
『え、えっとー……』
ヤバい!!なにも決めてない!!
「じゃぁ、同じのもう一つ。」
「かしこまりました。少々お待ち下さいませ。」